手指の「腱鞘炎」と同様によく起こる部分といえばやはり「手首」の部分に引き起こされるもの。
指と同様手首も日常生活のなかでの動きで、過度に負担をかけ状態が続いてしまうと、やがて痛みが発生することに。
特に手首特有の症状についてここでは解説していきます。

手首を酷使することで出る症状とは

日常的に仕事で手首の部分を使うといった場合、手首の「腱鞘炎」を起こす方が多いようです。 主に職業などで「腱鞘炎」になりやすい方とは…

・調理場などに従事していて、ずっと大きな鍋を振ったりする動きをしている
・加工品の業務で同じ動きでずっと手首に負担をかけている
・重いものを運ぶことが多い仕事をしている
・マウスを多用するパソコンでの業務

こういった作業を繰り返すことで、手首に過度に負担をかけている状態が続くと「手首の腱鞘炎」になってしまいます。 最初の段階では

・何となくだるい
・筋肉痛のような痛み

といった状態ですので、単に使いすぎて筋肉疲労を起こしているのかな?と思うかもしれません。
しかし「腱鞘炎」になりかけていることに気付かずにいると

・手首が痛い
・手首が腫れる

といった状態になります。
手首の「腱鞘炎」になってしまうと、厄介なのは「治りにくい」「慢性化しやすい」ということ。
手首と指はどうしても日常的に使う部分ですから、ここをまったく使わずに過ごすことは困難です。
やや違和感があった段階で使いすぎないように心がけること。
筋肉痛程度の状態で気付いて、できるだけ安静にすることが重要です。

手首の「腱鞘炎」を起こさないためには?

手首に一度「腱鞘炎」を起こしてしまうと、治していくことがとても難しくなってしまいます。
ですのでできるだけ初期の段階で気付き、手首にかかる負担を改善していくことが最も重要になってきます。
痛みを伴うようになる前に、心がけておくことは以下の通りです。

・手首を使う仕事の場合は、その部分に「サポーター」などで保護する
・パソコンで手首に負担をかけている場合は、「姿勢」「使い方」「使っているもの」を見直す
・子育てなどで手首に負担がかかっている場合は、抱き方を工夫する、家事負担を分担する

こういったことを心がけるだけでも、ずい分緩和されていくはずです。
また手首に負担がかかっている、と感じると、それをかばうことで他の部分にも負担がかかることがあります。
そういった部分では、やはり作業のペースを落とす、ということも重要になってくるでしょう。

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