トップページ > 腱鞘炎の改善について > 改善するためにできること

「腱鞘炎」になってしまったら、どのように改善していくことができるのか?これは辛い「腱鞘炎」の症状で悩んでいる方なら、誰もが考えることではないでしょうか。
ここでは段階に応じて、「腱鞘炎」の症状を少しでも改善していくための工夫について、解説していきます。

初期の違和感、熱を持った状態の場合

①テーピングなどで動きを制限

まだ痛みを伴っていない状態の「腱鞘炎」の場合は、一番いいのはその段階で違和感のある関節部分を「休ませてあげる」ことです。
これができれば、ごく初期の段階なら、痛みが出るまでの炎症にならずに回復しますので、比較的治るのも早いもの。
他にも酷使してしまう部分に「テーピング」をして動きを制限することも効果的。
どうしても「動かしすぎ」ることで炎症を起こすものなので、それをあえて制限してやることによって炎症を食い止めるといった作用が期待できます。

②1時間に1回程度、休憩と「ストレッチ」を

何といっても、同じ関節にずっと負担がかかってしまうことが「腱鞘炎」の原因です。
ですから、作業を長時間行う場合には、1時間に1回程度、その部分を動かさないように休息の時間を入れてあげましょう。
そしてさらに効果的なのは、体全体をゆったりと動かす「ストレッチ」です。
なぜ体全体を動かすのか?というと、作業しているときは肩から手指にかけて緊張した状態が続くことになりますので、それを弛緩する意味でも効果があるのです。
ストレッチを行うと、体全体の血行もよくなりますので、やっておいて損はありません。
ストレスを軽減する意味でも効果を発揮してくれます。

痛みを伴った「腱鞘炎」の状態の場合

痛みを伴った状態になってしまった「腱鞘炎」の場合には、やはりできることなら「安静にする」ことが最良の改善策。
しかしそれができない状態ならば、休息の時間を必ず設けること。
そして痛みを感じる部分を程よく温めてやること。
炎症を起こしていると、冷やすことがいいと思いがちですが、痛みを伴った状態にまでなったものは、冷やすことは逆効果になることがあるようです。
血の巡りをよくして改善をはかるために、温めるほうが症状の緩和につながります。

酷いレベルの「腱鞘炎」の状態の場合

かなり酷い「腱鞘炎」になってから気付いたときは、自分で改善策を考えてあれこれするのはお勧めできません。
やり方によっては悪化する可能性が高くなるため、速やかに専門の機関を受診しましょう。

ページトップへ