トップページ > 腱鞘炎の治療と予防 > 整形外科での治療

「腱鞘炎」の症状が出てしまったら、専門的な機関できちんと診てもらうことが大切です。 そうはいっても「腱鞘炎」の治療を行うところは意外にたくさんありますので、どこに行くべきなのか分からないという方もいるでしょう。 そういった場合にとりあえず行ってみるとすると「整形外科」ということに。 「整形外科」での「腱鞘炎」の治療とはおもにどういったことを行っているのかここでは解説していきます。

外科的な見地からの治療とは。

手指や手首が痛い、なんとなく腫れているような感じがする、指の動きに引っかかりを感じるなど違和感が出た場合、「整形外科」を受診します。
最初の段階での診察は、症状に関して、その状態を引き起こした心当たりなど聞かれる「問診」と患部の状態を見る「触診」を行います。

①軽度の「腱鞘炎」の場合は湿布と静養

症状が比較的軽い場合には、主に処方されるの湿布程度で、他には原状「腱鞘炎」の原因になったであろう作業を軽減あるいはやめておくように言われる程度です。

②患部に熱を帯びている、腫れがある場合は消炎剤・鎮痛剤・テーピングなど

患部の状態がやや酷い場合には、熱を持っていたり、腫れが出てしまっていることもありますので、そういった場合には腫れを軽減するための薬、痛みを緩和するための薬が処方されます。
他には患部を固定して動きを制限するためのテーピングなどが出される場合もあるでしょう。

③痛みが激しく動かすのが難しい場合には注射での治療も

より酷い症状になると、動かすことで痛みが発生し続けるようになってしまいますので、その場合には患部に向けて「ステロイド注射」を行う治療がなされることも。
「ステロイド注射」は直接患部の痛みや炎症の緩和に効果的な反面、ピンポイントで注入することが極めて難しいものです。
さらに「ステロイド」というもの自体、「副作用」のリスクがあるものですので、そういった心配な要素も含んだ治療ということを念頭においておく必要があります。

④再発を繰り返す「慢性の腱鞘炎」に手術を行うことも

何度も同じ場所に「腱鞘炎」を再発し続けるなど症状が著しく悪い場合には、「腱鞘」を切って広げることで通りをよくするといった手術を行う場合もあります。
しかし手術の場合、傍にある細かな神経などを損傷してしまうリスクを伴いますので、できればそこまで「腱鞘炎」が悪化してしまう前に、改善しておきたいものなのです。

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