トップページ > 腱鞘炎とは > 腱鞘炎の症状の特徴

自身もパソコンで仕事をするため、実は軽い「腱鞘炎」になってしまったことがあります。
その時の原因はパソコンのタイプ部分を酷使したことで、反応がうまく伝わらず、そこを何度も連打する必要があったためでした。
そういった必要以上の指の酷使が続くと、誰でも「腱鞘炎」になる可能性があるのです。

「腱鞘炎」は早期なら回復しやすい

「腱鞘炎」の原因は基本的には「同じ部位の使いすぎ」による炎症ですから、痛みが発生した段階でこの使いすぎをやめてしまうことができれば、数日も経てば元の状態になり、痛みも収まります。
しかし、「腱鞘炎」を起こす人が多いのはだいたい「同じ作業を繰り返す必要がある」人。
仕事で大量にデータを作る、子育てで同じ手首にばかり負担がかかるなど、それを続けないといけない状態が多いのです。

悪化してしまった「腱鞘炎」は治りにくい

「腱鞘炎」になってしまった場合に一番厄介なのはその部分をかばって他の場所まで傷めてしまうことがあること。
そうなると数箇所が「腱鞘炎」という状態になってしまい、早期に完治させることが難しくなります。
子育てしていて手首のところを傷めてしまったり、美容師の方が毎日はさみを握り、同じ場所酷使して「腱鞘炎」を悪化させてしまうなど、毎日その部分を使うことが必要な場合、治りにくい傾向にあります。

「腱鞘炎」の特徴

実は腱鞘炎には潜伏期間があり、症状が出るまでにすでに時間がかかっているということはご存知でしょうか。
その前触れの段階では痛みを伴わないため、いずれ「腱鞘炎」になる、という感覚がないものなのです。

①前兆

・使い込んでいる部分がなんとなく動かすとだるく感じる
・自分が思うとおりに指や手を動かせない
・何となく手首や指が腫れている気がする

②初期の症状

・なんとなく痛い部分があるけれど、具体的にどこが痛いのかよくわからない
・手指や手首を使ったら、一瞬痛く感じるときがある

③中期の症状

・ここを押さえると、痛みがある、といったはっきりこの場所が痛い、とわかる

大抵の方が自分が「腱鞘炎」になっているかも…と気付くのは③の中期の段階。 しかし末期になると、痛みを感じなくなるというからさらに危険な状態になってしまいます。

④末期の症状

・血流が悪くなり、痛かった部分の神経が麻痺してしまう。場合によっては手術が必要になることも。

末期の症状も恐ろしいですが、腱鞘炎は酷くなると、治っても再発を繰り返してしまうものですので、早期の段階で気付いて改善することが大切なのです。

ページトップへ