トップページ > 腱鞘炎とは > 腱鞘炎になりやすい人とは

手指や手首など、日常的に過度に使うことによって引き起こされる「腱鞘炎」。
軽い場合はその作業を控えるなどといったことだけでおさまる場合もありますが、その部分への負荷を取り除けない場合はその症状を悪化させてしまうことに。
そんな「腱鞘炎」になりやすい傾向の人とは、どんな人たちなのでしょうか。

職業などで作業的に「反復運動」で一部の関節などに負荷がかかる人

最近多い傾向にあるのは、パソコンを多用する仕事についている、流れ作業などで同じ関節の部分ばかり使う仕事をしている、などといった、「職業的にその部分を酷使してしまう」といった人が「腱鞘炎」になりやすいようです。
仕事で腱鞘炎になったら「労災」ということが頭に浮かびますが、この因果関係がはっきりとしないと、なかなかすんなりとは認めてもらえないこともあるようです。
さらに子育てしているお母さんも、買い物で重い荷物を抱えて一方で子供を抱えて…といったことなどを繰り返しているうちに手首の「腱鞘炎」になってしまう方が多い。
そういった場合にはできれば家族にサポートしてもらうなど、関節にかかる負担を軽減するように心がけましょう。

年齢的に衰えてくる世代の人

人間はどうしても「老化」していくことは避けられないもの。
年を取るとともに、筋力などが衰えていくことは皆さんもお分かりだと思いますが、「腱」も同じように老化とともに衰えていくものなんだそう。
そういった部分で、若い頃と同じ作業をしていたとしても、「腱鞘炎」になってしまうことが多いのです。
若い頃と同じような作業をする場合でも、ややペースダウンして労わりながら行うようにしましょう。

女性の場合更年期になるとかかりやすい

女性の場合、意外かもしれませんが「ホルモンバランスの変化」と「腱鞘炎」に関連性があるのです。
特に40代頃からの世代に関わる「更年期」の時期にはそのホルモンバランスが大きく変化することから「腱」が弱りぎみになる傾向が。
それまで同じように作業していたことでも、この世代に差し掛かったことでも、さらに傷めやすくなっているのです。
今まで平気だったとしても、この時期には腱が弱りやすい、ということを念頭において、過度に同じ場所に負荷がかからないようにすることが大切です。

年齢に関係なく、過度に同じ場所に負荷がかかると誰でも「腱鞘炎」になりますので、無理のない範囲で負担のかからないように心がけましょう。

ページトップへ