トップページ > 腱鞘炎とは > 腱鞘炎~起こる場所と要因~

手指などを過度に酷使したことによって引き起こされる「腱鞘炎」。
この症状が起こる場所はさまざまでその要因もまた場所によって違うことはご存知でしょうか。
もしあなたが「腱鞘炎」でお悩みなら、その要因について解明し、できるだけ要因を取り除いていくことで、症状の軽減ができるかもしれません。

手指

最近多いパソコンを使った作業、手指を同じような動きで作業をする趣味であったり仕事であったりといった環境の方に起こりやすいのが、手指の「腱鞘炎」。
指の「腱鞘炎」で多いのが「ばね指」というものなのですが、これらは総じてやはり同じ指に負担がかかるような作業を繰り返していることで引き起こされています。
手の動きにクセがあるなどといった場合にもそれが原因で「腱鞘炎」になっていることもありますので、作業中の動きを見直してみることで軽減できる場合もあるでしょう。

手首

指とともに「腱鞘炎」になりやすい部位といえば「手首」です。
重いものを毎日過度に運んだり、子育てしているとき、体重の重い子供を抱きかかえてあやしているなどすることから、手首に負担がかかって傷めてしまうことが。
手首・肘に起こる「腱鞘炎」で多いのが「ドゥケルバン病」。
別名「とう骨茎状突起痛」といわれる、手首が腫れたり痛くなったり、さらには癒着してしまうこともあるのです。
とにかく手首にかかる負荷を取り除き、炎症を止めることが重要です。

親指

手指の「腱鞘炎」について先に触れましたが、特に「親指」の部分だけに「腱鞘炎」が起こる場合があります。
親指の腱に負担がかかってしまう原因としては、子育てで子供をあやしているときに、親指から手首にかけて負担が圧し掛かってしまう場合、また工具などを使って仕事をしている方の、作業の動きが親指に過度に負荷がかかっている場合などがあります。
痛みがある状態になってしまったら、放置しておかず、症状が軽い段階で専門の機関にみてもらうようにしましょう。

一般的な方にはあまり起こりにくいのですが、肘の「腱鞘炎」は特に「肘を頻繁に使うスポーツ」などをしている方に起こりやすいものです。
テニスやゴルフ、野球など、肘をつかってひねるような動作が多い場合、肘に「腱鞘炎」が起こります。
趣味でこういったスポーツをしている場合でも、年齢を重ねるとだんだん腱に負担がかかりやすくなりますので、できるだけ負担がかかり過ぎない程度に楽しむようにしましょう。

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