「腱鞘炎」になる原因は、その人の生活スタイルの中でのクセや、仕事内容、家事労働などによってさまざま。
一般的にはパソコンの使いすぎ、スマートフォンやゲーム機器のやりすぎ、家事労働が負担が大きすぎることなどが挙げられます。
しかし同じように作業をしていても、「腱鞘炎にならない人」がいることも事実。
ここでは「腱鞘炎」にならないために、日ごろから心がけておきたいことについて解説していきます。
できるだけ同じ部位を「使いすぎない」
何といってもまず「腱鞘炎」になってしまった原因として心当たりがあるのは「使いすぎ」であることは間違いないでしょう。
現代の機器などの操作は同じことを繰り返すものが多くなっていますので、単純にその頻度を下げることが可能な場合はそこから改善すれば、腱鞘炎で悩むことはなくなるのではないでしょうか。
姿勢や手の動かし方を見直し、やり方を変える
意外に気をつけたいのが、同じ作業をしていても、その姿勢の取り方が違うことで、「腱鞘炎になる人」とならない人がいるということ。
自分では無意識でも、姿勢が悪くなっている場合などに知らず知らず関節に負担をかけすぎていることも。
いつもの作業の際の姿勢などを見直してみてはいかがでしょうか。
物理的に使いすぎないようにグッズなどで工夫
子育てや家事・料理などどうしても手をかける必要があるものの場合、まるまる自分自身の手でやっていては、やはり負担が大きくなってしまいます。
そういった部分については、便利グッズなどを工夫して使い、関節にかかる負担を軽減するだけでも大きく改善が期待できます。
作業を手助けしてもらう
重たいものを持つ、難しい作業をするといった場合、助けてもらえる人がいるなら、是非協力してもらいましょう。
支えあうことで「腱鞘炎」の緩和だけでなく、感謝の気持ちも生まれ、コミュニケーションも円滑になるかもしれませんね。
健康体を維持する~規則正しい生活スタイルと食生活~
実は「腱鞘炎」の場合も、その人の「自然治癒力」「免疫力」が高ければ、そんな症状がでないかもしれないのです。
自然治癒力を高めるには、規則正しい時間に起床・就寝・食事をする「規則正しい生活」や、栄養バランスのよい食事を摂ることが重要。
これらによって体本来のバランスが取れることで、多少のオーバーワークで「腱鞘炎」の症状が出たとしても、回復能力を高めていけば早期回復ができるようになります。