トップページ > 腱鞘炎の改善について > 筋トレと腱鞘炎の関係

手指や手首に痛みを伴う「腱鞘炎」の症状の原因の中には、筋力が弱いことなどもそのひとつとして挙げられています。
最近頻繁に起こっている「腱鞘炎」で多いのはパソコンや電子機器、スマートフォンでの指や手首の一部ばかり酷使してしまう原因のもの。
これらの部分の筋力と操作の頻度のバランスが悪いと痛みを発するようになることが多いようです。
ここでは関節に関わる筋肉のストレッチや筋トレと「腱鞘炎」の関係性について解説していきます。

指や手首をストレッチしてから作業をする

手指にも手首にも、筋肉が適度についていて、その傍に「腱」と「腱鞘」があるのですが、やはり過度に作業を行うなどと言ったことから、そのどの部分にも負担が生じてくるもの。 ですからまず「腱鞘炎」になる前から、作業を行う前に筋肉をほぐす、ストレッチをしておくと、作業の際に必要以上に「筋肉」「腱」「腱鞘」を痛めなくて済むようです。

・手のひらを握るのと反対の方向にゆっくりと反らす

手は基本的には握る方向にだけ動かすことが多いものですので、作業に入る前に片手で片手を手を握ると反対に反らしていくことでリラックスさせて筋肉をほぐすことができます。
こうしておくことで運動を始めるまえと同じようにしっかり体を慣らしておくことができますので、関節や腱の動きをスムーズにしておくことができるのです。

しかしこれらのストレッチも現在「腱鞘炎」になっている場合には、状態によっては負荷をかけることになってしまいますので、あくまでも腱鞘炎を予防する手立てとして考えるようにしましょう。

体を鍛えようと筋トレすることが「腱鞘炎」に?!

細かい作業とは別に、これは特に男性に多いようですが、手首などの筋力を強化しようとして、ダンベルなどで負荷をかけてトレーニングする方がいます。
しかしこれもきちんと自分の運動能力や筋力の状態を分析せずに行うと、せっかく筋力アップを図ろうとしたのに手首の「腱鞘炎」になってしまった、という人も出てきているのです。
ダンベルの重さが自身にあっていない状態でトレーニングすると、負荷がかかりすぎることで手首を傷めてしまいます。
運動をする場合、トレーニングする場合にも、適正な負荷をしっかりと設定した上で無理のない範囲で行うことがとても大切。
もしトレーニング中に手首に違和感を感じたら、速やかに専門機関を受診しましょう。

ページトップへ