トップページ > 腱鞘炎の改善について > 腱鞘炎に効果的なツボとは

「腱鞘炎」になる原因は、患部を過度に使いすぎることによるものですが、さらにそれに加えて「血の巡り」なども深く関わっているといわれています。
そういったポイントから、「腱鞘炎」を改善していく効果のある「ツボ」があるのです。
ここでは「腱鞘炎」の症状の緩和するのに効果的な「ツボ」の場所について、簡単に解説していきます。

偏歴【ヘンレキ】

手の甲を見て、親指のほうに当たる手首の付け根のくぼみの部分から、肘のほうに向かって親指の幅3本分進んだ場所。
筋肉のくぼんだようになったところが「偏歴(へんれき)のツボ」です。
やさしく押えながら、気持ちがよいと感じる強さで押してみましょう。

陽谿【ヨウケツ】

 

手の甲側を見ると、手首の部分に横じわが走っていますが、その親指のほうの横じわのすぐ上のくぼんだ部分が「陽谿(ようけつ)のツボ」です。
このツボを効果的に刺激するには、米粒などを貼り付け、その上からやさしく揉むといいんだそうです。

陽池【ヨウチ】

手の甲をこちら側に見えるようにして向け、手首の部分の横しわのところをみて、ちょうど中央の部分が「陽池(ようち)のツボ」です。
やや強めの痛いような、心地よいような力加減で押してみるといいようです。
親指の腹の部分で押すとややくぼんでいるのがツボですので、ゆったりと深呼吸しながら押してみてください。

曲池【キョクチ】

手の平をこちら側に見ながら肘を曲げていくと、肘のところにしわが入りますので、そのしわの親指のほうの端を押えてみてください。
その部分にあるのが「曲池(きょくち)というツボ」です。
親指でやや強めに押えると効果的なんだそうです。

外関【ガイカン】

手首の甲側をこちら側に向けて見えるようにして、手首のだいたい真ん中の部分から、指3本分くらい腕に降りたところにあるのが「外関(がいかん)のツボ」です。
親指でやや強めに押すと効果的です。

ツボを刺激するときに気をつけておくことがあります。
それは「患部が腫れているときは行わない」ということ。
患部が腫れている、かなり酷い「腱鞘炎」という状態の場合には、ツボ押ししても効果はあまり期待できません。
あくまでも「軽い腱鞘炎」のときの症状の緩和であったり改善策としてツボを刺激するということですので、酷い症状の場合は速やかに専門的な治療を行ってください。

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